雅集

  雅集というのは、風雅な事をするための集会です。 中国の晋代(317-420年)から、文人士大夫が集まって、詩を吟じたり、書画をかいたり、琴を弾いたり、お茶やお酒を飲んだりして、楽しい会話をしました。「天下一の行書」として名高い「蘭亭序」も当時の雅集の盛況ぶりを書いたものです。
  雲岩琴社は3ヶ月一回のペースで雅集を開催しており、古琴だけではなく、中国伝統楽器の簫(しょう)や、西洋楽器のバイオリンなどができる方々も交えて、演奏と会話を楽しんでいます。 ご興味がある方、是非、お気軽にお問い合わせください。

2025.4.11 蜀派古琴公演

2024年4月11日、東京・渋谷で蜀派古琴の演奏会が開催されました。蜀派古琴第六代伝承人(日本の人間国宝と相当)・曾成伟老師が指導し、曾河、宋文庭、邓丽珠老師らが参加。皆様のおかげで、300余りの席も満員でした。
  演奏は、蜀派の名曲「桃李園序」から始まり、その後、「流水」、「梅花三弄」」、「粧台秋思」、「孤館遇神」などが披露され、観客はその深遠な音楽に酔いしれました。最後は曾成伟老師の「秋水」、そしてアンコールの「広陵散」で演奏会が盛況に終了。山川異域、風月同天、音楽の響きは国境を越えて共鳴するでしょ

2022.4.30 仲春雅集 荼蘼花事

「荼蘼花事」というテーマのように、お花と関わる雅集を行いました。宋時代の詩に「咲到荼蘼花事了」の一句があります。荼蘼は春に最後で咲く花というわけで、この花が咲いてから、花事が終了します。暮春の節で雅集に「荼蘼花事」を名付けにするのが相応しいでしょう。   曲も「春夜宴桃李園序」「四大景」など、春や花と関わる曲が多かったです。   雅集のテーマに合わせるために、お茶も花と果物で薫製した「桃花姫」を使って、評価が高かった冷茶を淹れました。

2024.12.22 年末雅集

2024年の年末雅集は、国の名勝にも指定される旧古河庭園で開催されました。美しい庭園を背景に、参加者たちは心安らぐひとときを楽しみました。
  今年の雅集には、日本礼道小笠原流の先生方もご参加いただき、茶席を設え、茶道の精神を感じる時間も提供されました。
  音楽の演奏では、尺八と筝による名曲「春の海」が披露され、会場はその優雅で流れるような音色に包まれました。春を感じさせる穏やかな旋律が、冷たい冬の空気にぴったりと調和し、心温まるひとときを作り出しました。旧古河庭園の美しい景色とともに、伝統芸能と茶道が融合した特別な雅集は、参加者全員にとって忘れがたい経験となったでしょう。

新春雅集

2024.4.20 暮春雅集

2024年の暮春雅集は、ちょうど菖蒲が咲き誇る時期に開催されました。参加者が多かったため、実際には2日間にわたって開催されました。特に注目されたのは、二胡の名手・楊江虎先生による「船歌」の演奏でした。彼の繊細で情感豊かな演奏は、春の柔らかな風に乗って、聴衆の心に深く響きました。
  この雅集は、菖蒲が美しく咲く季節に音楽と共に過ごす特別な時間となり、参加者全員にとって忘れがたいひとときとなりました。 

2023.12.10 年末雅集

  23年の年末、琴社で開催された雅集では、これまでで最多の曲が演奏されました。特に「女義太夫」と「筑前琵琶」の演奏は、会場の心を打つものがありました。どちらも深い情感と技巧が感じられ、聴衆を魅了しました。   今年は例年より暖かい日和に恵まれ、紅葉もまだ美しい姿を見せていました。温かい気候の中で、外の風景と音楽が調和し、参加者たちは心地よく過ごしました。音楽と自然の共鳴が、特別な一をさらに引き立てました。

2022.12.24 歳寒雅集

  琴社にて恒例の雅集を開催しました。今年も生徒たちが一年間にわたって学んだ曲を披露する貴重な機会となり、和やかな雰囲気の中で音楽の深い魅力を感じるひとときが流れました。生徒たちは、この一年で学んだ曲を堂々と演奏し、その成長を披露しました。   演奏された曲目は、誰もが親しみやすい「良宵引」などの小品から、難易度の高い「流水」まで幅広いジャンルが揃いました。   今年の雅集には、古筝をご披露される方も参加しました。古筝は古琴と似た部分もありますが、音色や風格は全く異なり、会場に新しい響きをもたらしてくれました。   また、この日はクリスマスイブでもあり、会の終了後には特別なひとときが用意されていました。亭主が心を込めて準備したのは、熱々のサングリア。温かいお酒が、冷えた体を優しく温めてくれる瞬間は、まさに冬の夜にぴったりでした。